2012年10月20日土曜日

JEPAセミナー「デジタルコンテンツ制作の現在、そして未来」


日本電子出版協会 jepa のセミナー
アニメ・コミック制作ソフト老舗の戦略 デジタルコミックの現在、そして未来
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 電子出版市場を牽引してきた一般読者向け携帯電子コミックが、スマートフォンの普及に伴う本格電子出版市場で、どのように変貌するのかが注目されています。
 一方、PCの普及に伴い、若いクリエーターからプロまで、コミック制作の現場でもデジタル化が急速に進んでいます。
 そのコミックの制作ソフト提供元をお招きして、現状と将来を語っていただきます。

≪概要≫
    ①コミックスタジオからQUMARIONを利用した3Dアニメーションまで
      (デジタルコミック制作の将来を提示)
    ②電子書籍市場における電子コミック市場動向
      (BS Readerを中心にEPUB対応を説明)

【講 師】 成島 啓 氏 (株式会社 セルシス 取締役)
【日 時】 10月18日(木) 15時~17時
【場 所】 日本教育会館 7階 中会議室
http://www.jec.or.jp/koutuu/

日本電子出版協会(JEPA)のセミナーに行ってきました。
今回はコミスタでおなじみの株式会社セルシス様のお話を聴けるということで申し込みました。

「デジタルコンテンツ制作の現在、そして未来」
とのテーマにて株式会社 セルシス取締役 成島 啓様よりお話がありました。
1.セルシスのご紹介
2.クリエイターサポート事業の取り組み
3.電子出版サポート事業の取り組み

1.セルシスのご紹介
セルアニメーションをシステム化したいとの思いからCGプログラマー2人で創設された会社で企業ビジョンが「当社は、アニメ・マンガ制作環境のデジタル化を推進してきた実績とノウハウをベースに、グラフィックコンテンツ分野におけるトータルソリューションプロバイダーをめざしております。コンテンツ制作/閲覧環境から、流通支援、そしてコンテンツを通じたコミュニケーションまで、クリエイターの創作活動をIT技術でトータルに支援し、日本が世界に誇るコンテンツを活性化してまいります」

私はComic StudioとBS Readerの名前ぐらいしか知らず、全く知識の無いままにセミナーを受講しました。

 セルシス様ははじめアニメ制作ソフトの「RETAS STUDIO」を開発されセルとフィルムを使って行われていた従来のアニメ制作をデジタル化を可能にしたアニメ制作支援ツールなんですね。現在は国内でオンエアされるほぼすべてのアニメに使用され、海外でも導入が進んでいるとのこと。すごいなぁ(セル画の撮影は大変だったんですね)
 そして、次に「Comic Studio」従来の紙とペンなどを使用したマンガ制作をパソコン上で可能にした世界初のマンガツール。私は使ったことがないけれども同人誌ではよく話題になるソフトですね。
国内累計12万8千本、海外累計17万6千本(海外の方が売れているとは驚き)バンドル版(タブレット等)出荷累計128万5千本そして、男女比が4:6で女性の使用比率が高いグラフィックソフトなのだそうです。
 携帯書籍ビューアのBS Readerフューチャーフォン向けとして開発され現在ではスマートフォン向けアプリ型のものとスマートデバイス向けのブラウザ型のものがあるそう。私は携帯でマンガを読んでいなかったので、名前ぐらいしか聴いた事ありませんでした。
 創作活動支援サイト「CLIP」インターネットを通じて、イラスト、マンガ、アニメ、小説を制作するクリエイティブの創作活動をトータルに応援するサイトです。さらっと見ただけですが、CLIPストア(ソフト・入力デバイス・書籍販売)、素材をさがせたり、作品を見てもらうサイトを構築できたり、データを保管・共有できたり、使い方講座などなど充実していますね。特に私は同人誌の入稿ツールや、印刷用語の解説など勉強になるものがたくさんありそうです。後日じっくり読んでみたいと思います。


CLIP STUDIO PAINTがComic Studioの後継ソフトになるとのこと来年から再来年にかけて緩やかに移行。私もイベントで見ましたが3D機能があって背景やキャラクターに3Dデータを使えるみたい。デモ映像が液晶タブレット使っていてカッコイイ感じでした。また、カラーをモノクロ化(トーン化)できたりCMYK出力もあるみたい。(でもCLIPのサイトをみるとソフト内部ではRGBのみしか扱えないみたいなので印刷所入稿向けなのでしょう)コミスタとイラスタの後継だそうなので2つのソフトが統合?され新たに3D機能が盛り込まれた?ということなのでしょうか?今年5月の発売からパッケージ版は3,500本、オンライン版(ダウンロード販売)10万ダウンロード以上。もうソフトは店頭で買うのではなくダウンロードして買うものなんですね。パッケージ見ないと落ち着かない私は古い人なんですね。




2.クリエイターサポート事業の取り組み
 グラフィックCGMの分野でセルシスが制作環境を提供していきたいとのこと。
私はCGMが分からず??? Consumer Generated Media。
Pixivとコミックマーケットが紹介されていました。
 Pixivの登録者数440万人でユニークユーザ1130万人このうちスマホが200万人、海外からのアクセスが15%もあるとは知りませんでした。
 コミックマーケットは来場者数50~60万人本当はもっといるそうだが公式発表はこの程度とか。同人誌のみで100から
200億円が動く。コミケのWEB化推進中だそうで今年の年末なにかしらWEBの展開があるかもしれないとのこと。
私はC83のWEB展開がどのようなものなのか公式発表を待ちたいと思います。(発表されていたらすみません単に私が知らなかっただけです)

 セルシスでは創作環境のクラウド化に取り組んでいくとのこと。
現在のサイトCLIPが発展していくのか?はたまた別のものになるのか?いまいち分かりませんでしたが、Adobeといいグラフィック関連ソフトのクラウド化が進んでいきそうな気配ですね。AutodeskとかCG関連もクラウド化していくのでしょうか?

 CLIP STDIOでは3Dキャラクターデータを中心に新たな展開が可能になるとのこと。
 自分の作ったキャラクターデータ3Dメッシュデータからマルチユースに展開が可能な環境を提供していくとのこと。
3Dキャラクターでからイラストへ、マンガへ、動画へ、ゲームへ、印刷物へ(抱き枕とかグッズも含んでいるのでしょう)、フィギュアへ(3Dプリンターを使って製作が可能に?)自分で作ったキャラクターを自己プロデュースできるということでしょうか?初音ミクのようなキャラクターを自ら生み出して世の中へさまざまな形で作品を発表できるなんてワクワクしますね。発表の場も現在の枠にとらわれないさまざまなところで発表できるといいですね。また、3Dキャラクターを使って沢山のクリエイタが活躍できる場が、新たなクリエイタを生み出す場ができるといいですね。マルチユース展開の事例としてセルシス様の『百枝りのん』を例に冊子、電子出版、朗読アプリ、フィギュアの例がでていま
した。

 3Dメッシュデータに動きをつけられるCLIP STUDIO ACTION(モーション作成ソフトウエア)表情や髪型、服装、アクセサリ、ポーズ、しぐさを作れるCLIP STUDIO COORDINATE(キャラクター編集ツール)人型入力デバイスQUMARIONのでもがありました。どれもリアルタイムに3Dキャラクターを動かす?演出する?ことができるもので、ビックリしました。





私は絵の才能がないのでキャラクターは作れそうにないけれど動かしたりするのは面白そう!やってみたいと思いました。

 将来は?リッチコンテンツの消費はスマホがメインになっていく。また、制作環境もモバイル端末に移行する可能性を指摘されていました。
26日にはWINDOWS8も発売になり、ますますタッチでの操作が身近なものになっていくということでしょうか?私もマウスしか操作したことありませんがイベントなどで液晶タブレットを操作するともう別世界で、画像の操作が楽しくなった記憶があります。(個人的には液タブなんて高くて買えないけど...)

 セルシス様のCLIP STUDIOの未来は2Dから3D、時間軸(モーション化、アニメ化)の表現が可能に、さらに先にはスクリプト・プログラムで分岐・マルチエンディングのような表現も可能にしたいとのこと。
 私はなんとなくエンターテイメント系のみに考えていたセルシス様のソフトですが、お話を聞くうちにエンターテイメント系に限らず、企業内の研修用、広報に教育機関の教科書、参考書、店舗のSP?などさまざまなシーンで活用できるのではないか?と思いました。



3.電子出版サポート事業の取り組み
BS Readerについてのお話とデモがありました。
 BS Readerはフューチャーフォン向けアプリビューアとして誕生(当時はComicSurfing)しスマホ向けアプリビューアBS Readerとなり2012年5月BS Reader for BrowserとしてHTML5技術を利用したブラウザ型ビューアの提供を開始したとのこと。
今後BSソリューションとしてオープンなフォーマットに対応していくとのこと。10月末よりePUBに対応BS Readerで読めるだけではなく配信サーバの最適化、BS BookStudioの無償アップデートによりePUB書き出しに対応とのこと。また、KindleのMOBIファイルにも対応予定で開発はすでに終わっておりKindle社の承認待ちとのこと。
私はePUBのオーサリングツールとしてこのツール急浮上するかもしれないと思いました。個人的にはInDesignじゃなく他のソフトが出てくるといいなぁと思っていました。WORDから出せたりすればいいのにとも思っています。

 ブラウザ型のビューアのデモがありコマ表示とページ表示の間を行ったり来たりできるみたいです。
私はこのマンガの表現がどうなっていくのか興味があります。デジタル独特の表現に移行するのか、それとも伝統的な表現を踏襲するのか。海外ではコマ割りしない表現方法もあると聞いています。

セルシス様が何度も『クリエイターをデジタル技術で支援していきます』と話されていたのが印象的でした。本当に頼もしいなぁと思いました。

質問コーナーでは
●Q:ePUBの書き出しBS Book STUDIOのみからなのか?
A:2013年前半にはCLIP STUDIOから書き出せるようになる

●Q:プロの方の使用が1~2割とのことですが、コミスタ以外の競合製品は?
A:PhotoShop、Illustratorを使っていらっしゃる方もいますが、プロの方のほとんどがまだアナログで描かれているようです。アシスタントの方はコミスタを使われている

●Q:2015年に教科書のデジタル化があるがセルシス様のねらうジャンルは?
A:グラフィック(絵)であればコンテンツの内容にはこだわらない




セミナーまとめるの難しい(泣)やっぱ他の方のようにうまくできない><!

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